山下公園の歴史
日本初の臨海公園として山下公園が開港したのは昭和5年3月。開港からかなりの月日が経過した今、山下公園が復興事業の一環として作られたことを知らない方も多いのではないでしょうか。
大正12年に発生した関東大震災では横浜も大きな被害を受けました。そのときに出たがれきを集めて埋め立てたのが山下公園です。着工したのは震災から2年後の大正14年。横浜市内のがれきや焼土を4年かけて埋め立てたのだそうです。そこから戦争を無事に生き残り、再整備を経て今の山下公園の姿になりました。
海と緑と芸術に
囲まれながら
ゆったりお散歩
港に沿って歩くことができる遊歩道は広々としていて、横浜ベイブリッジやみなとみらいの街と海を眺めながらのんびりお散歩するのに最適です。いろんな船が行き来しているのも横浜の港ならではの光景です。気候が良くて晴れた日は、ベンチに座っていつまでも海を眺めていたくなるかもしれません。
園内には歌にもなっている「赤い靴を履いてた女の子」の像をはじめとする彫刻や、昭和12年に在日インド人協会から寄贈された「インド水塔」、アメリカのサンディエゴ市から寄贈された「水の守護神」など、国際色豊かな横浜ならではの建造物がたくさんあります。港に係留されている氷川丸は、あの偉大な喜劇王チャップリンも乗船したことがあるんですよ。
昭和初期当時としては最先端の技術を駆使して丁寧に作り込まれた歴史ある船です。月曜日と臨時休館日以外は見学できるのでここも要チェックです。
圧巻の
「未来のバラ園」
山下公園の名物スポットといえば、平成28年にリニューアルした「未来のバラ園」です。
160種1,900株のバラを贅沢に植えたバラ園は、通年で楽しめるように工夫されている癒しの花園です。バラの美しさを存分に楽しめるよう、立体的にコーディネートされているのも見どころです。せっかく山下公園へ足を運ぶなら、バラ園は絶対に見ておきたいおすすめスポットです。
遊覧船やシーバスで港を楽しむ
山下公園からは、遊覧船の「マリーンシャトル」「マリーンルージュ」と「シーバス」という3種類の船が出港しています。
遊覧船は日中のクルーズだけでなくナイトクルーズも超おすすめです。シーバスを使えばみなとみらいや横浜駅まであっという間なので、横浜の名所を無理なく1日で回ることができますよ。